2014年10月14日
実学習

ロボットの構成部品について

今回は「冷却用ファンモーター」についてです。CPUや半導体素子は電流を沢山使用し、電流を流せば発熱する為に十分な冷却を行わない場合は即時的な機能不全を起こしたり、また著しい寿命の低下をもたらします。点検等ではパネルを開けたり、フィルター(金網)を外してファンが回転をしているか否かの確認を行いますが、普段の使用状況下では中々分かり難い部分でもあります。周囲温度が非常に高くなる夏場は過ぎましたが、はね部分に付着しているゴミ等が意外と冷却効果を悪くしていて冬場でも温度異常のエラーが発生する場合があります。紙テープ等を貼り付けてファンが回転していることを一目で確認出来るように工夫されているお客様もみえます。冷却不足により半導体素子自体が発する熱により壊れてしまうと、かなり高額な修理費用が発生する事と同時に、長時間の生産停止にも繋がってしまうので日頃の小さな変化(異音など)を見落とさないように気配りをお願いします。

下記にコントローラー内(パワーユニット内)で使用している大小2種類のファンモーターを掲載してあります。(TAWERSで使用)

【冷却用ファンモーター取付状態】

   

【ファンモーター(1)】    【ファンモーター(2)】