2012年02月17日
実学習

“ブローホールの発生”によるトラブルについて

ブローホールとは、①溶接中に針の穴ほどの大きさで無数の穴が開くもの②溶接終了時点で餅を焼いた時のような膨らみや、それが壊れた形状のもの③溶接ビードを削った時に、ビードの中に無数の空気溜りがあるもの等がありますが、その最たる原因は溶接ガスのシールド不良によるものです。

 

<事例(1)>               <事例(2)>

  

 

基本的な確認作業で回避出来ます。

対策方法としては、①ガス流量を適性値にする②ガスの供給経路に漏れが無いか確認する③電流・電圧・速度や母材との距離を適正値にする④溶接点でエアーシリンダー等からのエアー漏れによる影響が無いようにする⑤溶接面の汚れ、錆、酸化皮膜、油脂類の付着を除去する等、基本的な確認作業で多くは回避することが出来ます。

<フローメーター、ゲージの目視確認> <施工条件>