2011年11月14日
実学習

アーク不安定のトラブル

アーク不安定の原因は様々ですが、その中でも一番多いのは送給不良によるものです。
送給不良が発生すると、ワイヤ送り量が減少して条件的には電圧が上昇し、通常「ジィーー」という溶接音が「パタパタ」といった音になりアーク幅が広がりフラットビードになります。

送給不良の確認及び改善

TAWERS やGⅡのロボットは、送給装置の負荷をティーチングペンダント上で確認することにより、ライナーやフレコンの交換時期を把握できます。
一般的に3mのフレコンにて0.3A を超えると送給負荷が高いと考えられ送給経路の確認をして場合によっては部品の交換をお勧めします。*GB2,GE2,GX,GXP の場合は0.8A 程度が目安です。