2012年01月27日
実学習
“ワイヤスティック多発”によるトラブル
溶接終了時のトラブルで問合せの多いのが、ワイヤが母材と接触していないにもかかわらず、ロボットがエラー停止することです。これは溶接終了時、ワイヤを燃え上がらせる状態になることによって発生するものです。
クレーター条件やバーンバック条件を確認して下さい
対策方法としては、①クレーター条件(本条件の70%程度に)を上げる。②バーンバック条件(ワイヤの燃え上がり時間を長く)を上げる。③スティック解除(ロボット側にて)の設定。④ワイヤリトラクト(送給の逆転)の実施。などがあり、①・②が効果的な対策となります。
<溶接作業状態> <溶接終了時の正常なスティック状態> <溶接終了時の異常なスティック状態>