Question
安川電機製ロボットのティーチングについて②
Answer
昨今の安川電機製の産業用ロボットは、ペンダントとは別の方法でティーチングを行う方法も増えてきています。例えば、ソフトウェアペンダントというソフトを利用すると、プログラミングペンダントと同様の操作機能をパソコン上でも使用することができます。
あまりロボットを使用したことが無い人の場合、ペンダントの操作ボタンは使い慣れるのにある程度の時間を要しますが、パソコンならばマウスやキーボードなど普段から使い慣れているツールのため比較的覚えやすいかもしれませんね。
これとは別に、実演教示機能というものも発表されています。これはロボットの形に似た専用の教示デバイスを人が動かし、その動きをロボットの動作に変換する機能です。また、ロボット自身も学習を重ねるので、作業者の絶妙な力加減も回数を重ねることで徐々に再現をしていくことが可能です。ほとんどペンダントを使用しない方法のためロボット自体が苦手な方でもティーチングを行いやすいというご意見も御座います。
安川電機は産業用ロボットの出荷累計台数が世界首位であり、8軸ロボットを高精度に制御するサーボモーターやインバーターのも世界首位であり、ティーチングペンダントのカスタマイズ等もできるため上記の述べた初心者から上級システムインテグレーターにも対応しています。VC++言語のプログラムによってアプリケーションを実装することも可能であり、高い稼働レベルでの制御を行うことができます。